現状・相談のきっかけ
当社は、大人向けボイストレーニングとキッズ向けボイストレーニングの2サービスを展開していましたが、1つのホームページで情報発信を行っていました。それぞれのサービスで強みがある反面情報量が多くなり、SEO対策のホームページ集客やInstagramの運用も煩雑化。手間がかかる割に結果が伴わず、ターゲットに情報が届いていないのではないか、どのようにしたらよいかと迷っていた際によろず支援拠点を知り、相談に至りました。
課題内容
コーディネーターがヒアリングしていくと、大人向けボイストレーニング、キッズ向けボイストレーニングそれぞれでは受講者の評価も高く、キッズ向けボイストレーニングではオーディション合格者を毎年輩出するなど高い成果を挙げていましたが、会員数の純増とはなっていなかった事がわかりました。そこで、受講者数の増減を、時系列、入会者・退会者で詳細分析。キッズの受講者人数推移にバラつきがある事が判明しました。キッズの場合、オーディションに合格すると芸能プロダクションに入るケースが多いことが理由です。そこで、当スクールにおいては、市場競争力の高いキッズ向けの継続的な新規入会者増を最重要課題として設定しました。
支援内容
コーディネーターと相談者でターゲットに刺さるキーワードを練り上げる
当社のオーディションの合格率は9割を超えていることから、オーディションを目指しているキッズ及びその親をメインターゲットとしました。事業者は当たり前と感じており、特にアピールはしてこなかったのが現状でした。
何度も相談者と意見を出し合い、最終的に以下のようなキーワードを設定しました。
決定したキーワードの一例
- ミュージカルスター
- オーディション合格率9割
- アニー、トゥモロー
- わが子の夢を応援
- えっまだオーディション対策してないの?
- えっ声ってこんなに変わるの?
そして、集客動線をオーディションスケジュールに沿ったかたちでつくりあげ、具体的には以下のように設定し、上記キーワードを動線に効果的に入れ込みました。
集客動線一例
- Instagram:お悩みベスト10発表
- チラシ:えっまだオーディション対策してないの
- ホームページ:わが子の夢を応援中のパパとママへ
ポイント
やる事はシンプルで、ターゲットを設定し、ターゲットに刺さるキーワードの設定、集客動線を構築し、キーワードを当てはめました。
当スクールは大人向け、キッズ向け両方強みがあるために、上記整理がし切れずに結果双方への訴求が弱くなっていたことから、まずはキッズ向けで結果を出し、事業者自身にマーケティングの効果を体験してもらう事を重視しました。
成果・今後の展望
集客動線も整理ができ、ユーザにより的確に情報提供、レッスンへの誘導が可能となりました。大手ミュージカルのオーディション時期に先駆けて集客動線を整理できたことで、この後のプロモーションに好影響が期待できます。大人向けボイストレーニングについても、これから本格的な取り組みを行っていくところです。
相談者の声
色々自分の中では、WEBサイトもSNSも実施してきたつもりでしたが、作業ばかり煩雑となり、動線を意識した運用となっていませんでした。今回はコーディネーターがマーケティングの考え方を教えてくれて、具体的なキーワードも一緒に考えてくれたので、自分のアイディアもどんどん浮かんできました。常に新規を獲得する必要があるので、引き続き色々試していきたいと思います。

