現状・相談のきっかけ
相談者は、白楽駅に隣接したビルの3階に店舗を構え、特徴のあるメニューを展開しているため、ネット検索してくれた新規のお客様が神奈川県内だけでなく東京、千葉、埼玉からわざわざ来店する店舗を運営していました。顧客は、20代から40代の男女がメインターゲットで、男女比は、自店5:5(全国の男女比3:7)と男性が多いのが特徴。新型コロナウイルス感染症の影響で来店者数が減少に対して、なにか策がないかとよろず支援拠点に相談に至りました。

課題内容
美容業の現状と美容関連事業の現状について、相談者からヒアリングを開始しました。美容業は、人口が減少している中、美容室や美容師数が多いことが原因で競合店舗も経営が安定しない状況。さらに、コロナ禍以前より来店客数や頻度(来店サイクル)の低下が継続していましたが、コロナの影響で来店サイクルがさらに大きく減少している状況が判明しました。
一方で、美容関連事業として「メンズ脱毛」に焦点を当てると、清潔感という言葉がキーワードになり男性の脱毛に対する意識が高まっていました。10-20代に脱毛利用経験者が多く、当社の既存顧客の年齢層と一致することから、相談者の強みを活かした「メンズ脱毛」が第2の柱になることを相談者とともに確認しました。
支援内容
新規事業への設備投資実現のための補助金獲得に向けた事業計画の作成
メンズに特化したメンズ脱毛サロンがかなり少なく、男性脱毛はこれからのびる業界であることが確認できました。また、脱毛は毛髪周期を見ながら脱毛する時期を想定し施術していくので、美容師として勉強してきた脱毛理論をそのまま生かすことができ、自店の再構築事業として最適であるとの結論に至りました。
これを実現するための店舗改修、設備導入に事業再構築補助金を活用することを提案。相談者は事業計画の策定経験がなく、何をどのように記載するかも検討がつかない状態であったため、コーディネーターがアウトラインを示しながら申請書の作成に取り組んでいただきました。
ポイント
当初は、相談者の話を聞き、どのように文書化するのかの例を示しながら進めました。これにより、相談者が実際の事業計画を想定しつつ、それを文書化することが可能となったと振り返ります。また、第2の柱を検討する際、あれもこれもと、いろいろなことに発想が広がることがありましたが、それらを否定することなく、集約して方向性を定めることに注意しながら進めていきました。

成果・今後の展望
2度の不採択を乗り越え、相談者の地道な努力によって3度目にして採択を勝ち得ました。現時点は、交付申請に向けて各種見積を取得し、申請準備中です。初年度約300万円の売上確保に向けて、広告・宣伝に関して、よろず支援拠点の利用者とのマッチングを行う等、新たな関係性を構築しつつ取り組みを進めています。
相談者様の声
よろず支援のコーディネーターの方が根気強く話を聞いてくださり、親身になって考えてくださったおかげで、事業の道筋を定めることができました。さらには、事業再構築補助金が獲得できたことを大変うれしく思っています。今後も色々と相談させてもらいつつ、事業の拡大を図っていきたいと考えてます。

