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鎌倉で昭和レトロな古民家カフェ開業

事業者情報

企業名
桑田商店(Cafe Bambu Bambu)
所在地
鎌倉市浄明寺2-4-40
業種
小売業
相談内容
創業

鎌倉という国内有数な観光地の特色を活かして、主にインバウンド外国人を対象に、報国寺近くの古民家の昭和レトロな店内でこだわりコーヒーを提供するカフェを開業。

現状・相談のきっかけ

代表者は長年勤めた外資系企業を退職し、鎌倉の古民家を改装して、水と焙煎にこだわったネル・ハンドドリップで淹れるコーヒーを提供するカフェの開業に向けて準備を進めていました。焙煎機、浄水器の導入、トイレ改装工事等で300万円以上かかる見込みでしたので、その費用の一部を持続化補助金で調達するにあたり、鎌倉市役所での出張経営相談に来訪されました。

課題内容

代表者は、小学校から大学までをハワイで過ごし、その後外資系製薬企業での海外赴任やイタリアへの語学留学の経験を有しており、英語が堪能で若干のイタリア語も話せる人物です。こだわりのコーヒーを提供するほか、鎌倉という地域の特性を活かして、インバウンド向けに日本文化を体験できるワークショップなどの開催も計画していました。また、趣味で収集していた海外や日本製のレトロな日常雑貨などの販売も行う予定でした。

これらについて、適切な事業計画の作成により補助金の採択を得ることに加え、開店後の安定した集客や運営体制が課題でした。

支援内容

継続性のある事業の実現へ

現実的な事業計画の作成により補助金を採択し計画通りの事業を実施することと、開店後の集客へのアドバイスを支援方針としました。

事業計画書作成に当たっては、まず新事業の構成を整理して、それらが共に自社の強みを発揮し市場拡大が見込まれるものであること、かつ顧客ニーズを満たしシナジー効果が期待できることを客観的に示すことをアドバイスしました。

当社は開店後の集客が重要な課題となる為、SNSによる多言語情報発信や、鎌倉市観光協会との連携など宣伝広告の手段も話し合いました。複数回の打合せにて、相談者がこれらのポイントを満たし売上を上げていく事業計画が作成できました。

ポイント

鎌倉の古民家カフェを拠点としていくつかの事業を実施する計画の為、代表者のやりたい個々の事業に対して、それぞれ自社の強みをどのように活かしていくのか、他事業者との差別化をいかに実現するか、について意見交換を十分に行うよう努めました。

また、SNSを活用した、インバウンド外国人向け情報発信、看板設置などに加え地元公的支援機関との連携など、集客の為の方策や開業後の運営に関してもアドバイスを心掛けました。

成果・今後の展望

持続化補助金(創業枠)に採択され、焙煎機、浄水器導入、上下階2か所のトイレ改装工事の実施後、「カフェ バンブーバンブー(Bambu Bambu)」を開店しました。店舗は、鎌倉の著名な観光スポットである報国寺(竹寺)や浄明寺の近隣に構えておりますが、わかりにくい場所のためインターネットを通じたコーヒー豆販売が主な売上となっています。

まずは、週に20人の来客を目標に多言語による定期的なインスタグラムでの情報発信、店舗看板の設置、鎌倉市観光協会との連携などに加え、ハワイコナコーヒーの販売も開始する予定です。今後の集客や売上状況を定期的に確認し、必要な支援を継続していきます。

相談者の声

近隣にお住まいの皆様、古都鎌倉へ観光で来られた方々や外国からのお客様に少しでも日本の文化を美味しいコーヒーを飲みながら体験して頂きたいと考えております。飲食業は初めての経験で右も左も分かりませんが、今までの海外における人々との交流や文化に触れ合った経験を活かして、これからは鎌倉の美しさを発信していきたいと思います。

商工会の皆様や多くの人々のご支援を得て、カフェの認知度を高め集客を増やしていくのが第一の目標です。

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