現状・相談のきっかけ
当社は人材育成を目的に売上連動型の給与を導入したものの、役職に見合った社員が育たない状況でした。こうした中、人事制度構築のミッションを与えられた担当者が制度の具体的な作りこみのためよろず支援拠点に相談に来られました。
課題内容
社長が評価したい人材と賃金に大きな乖離があること。その結果、重視的な考え方が強すぎて教育視点が欠けていることが課題でした。
支援内容
社長主導の人事制度構築を目指す
初回相談時には担当者の方が一人で来られましたが、本件は人事制度の構築が目的ではなくその後の運用が大事なので、2回目以降は社長同席を必須にすることにしました。代表者には腹をくくっていただき、制度構築に主体的に関与してもらいました。
また、当社はインセンティブ制などの短期的に人が動く仕組みはありましたが、長期的に人が成長するための仕組みは少ない状態でした。そこで、「どんな社員が増えたらうれしいか」から逆算して等級制度、評価制度、賃金制度をつくりあげるよう支援を行いました。
ポイント
売上連動給与を廃止し、結果主義から役割主義に転換した人事制度を構築しました。また、定期昇給の導入で長期の人材育成も視野に入れました。
成果・今後の展望
人事制度は構築が2割、運用が8割とも言われます。これからが本番ですので今後も伴走支援していきます。
相談者の声
入社後すぐに人事制度構築のミッションを与えられ、戸惑いました。等級の設定や賃金テーブルなど細かい事柄のアドバイスはとても助かりました。

