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農園とアロマスクールをマッチング。「畑部」の立ち上げにより価値創造をサポート

事業者情報

企業名
長谷川農園
所在地
相模原市緑区根小屋2551
業種
その他
相談内容
売上拡大

当園は約1haを有し、7つの畑で不耕起栽培と有機栽培を組み合わせた農法を行っている。

畑では固定種や在来種を栽培し、タネ取りは20種類ほどで野菜栽培の8割を占めている。

代表者は海外でサッカー選手として過ごした経歴を持ち、シリアへ海外青年協力隊のサッカー指導者として派遣されたことから、食糧事情や砂漠化問題等に触れ、自然を再生する農業を志した。

現状・相談のきっかけ

代表者1名で広大な農地を経営していることから、不耕起栽培は手間がかかり生産量が限られるため遊休地を多く抱えていました。この遊休地を有効活用して新たな収益源を創出する方法を模索しており、相談に至りました。

課題内容

遊休地を有効活用して新たな収益源を確保すること。

支援内容

遊休農地で「食育」と「SDGs推進」!価値創造を応援

代表者のフードコーディネーターと健康経営エキスパートアドバイザーとしての専門知識や支援経験を活かして、遊休農地を「『食育』の実践の場」として活用することを考えました。SDGsに高い関心を持つ事業者と連携し、土に触れ、作物を育てることで農業の大切さや食のありがたみを「発信できる場」を提供することを提案しました。

具体的には、「不耕起栽培による農業体験、収穫イベント、収穫食材を使った料理」をワンセットにしたSDGsに関心の高い事業者に社外活動や情報発信の場を提供することを提案し「SDGs意識の高い新たな顧客層の獲得」を目指しました。この取り組みは、農地利用を超えSDGsやヘルスリテラシーの向上にも寄与します。この活動により新たな付加価値を創出し、継続的な収益確保の可能性を広げることが期待できます。地域社会にも貢献しながらも経済的な利益を得ることを目指しました。更にこの取り組みで食育やSDGsの普及に大きく貢献することが可能となります。

ポイント

SDGsに高い関心を持つ事業者に対して、土に触れ作物を育てることで農業の大切さや食のありがたみを「発信できる場」を提供する。特に、「SDGsの取り組み」に関心を持つ事業者の発掘に重点を置きました。

成果・今後の展望

アロマスクールから、有機栽培がアロマ業界のトレンドとして注目されていることもあり、教材として使用する素材のほか農作物の自然農法栽培とその体験情報の配信も行いたいとの相談を受けました。そこで当園が農業技術指導を担当し、アロマスクールがメンバー集客とSNS発信を担い、「畑部」と名付けて連携することを提案しました。2025年1月には「畑部」が立ち上がり、遊休農地の新たな活用に繋がりました。今後はこの取り組みをSDGsに関心の高い事業者向けに展開、事業拡大を目指します。

相談者の声

「畑部」の立ち上げは、新たな業界との連携によって遊休地の付加価値を生み出しました。この取り組みを通じて、異業種との協力や連携が新たな価値を生み出すことを実感しました。今後もこの経験と実績を基盤に、さらなる革新と発展を目指し、地域や関係者の皆さまと共に歩んでまいります。

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