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厳選された神戸牛の魅力を「摂氏 36.5 度の融点」を体験として可視化、対前年売上165%UP

事業者情報

企業名
鉄板焼き なか田
所在地
横浜市中区太田町2-32-1 ビラ・アペックス横浜関内2F
業種
飲食業
相談内容
売上拡大

京都国際ホテルでフレンチを学び、その後さまざまなホテルや料理店で、洋食料理長、鉄板焼料理長を勤めた後に開業。

代表者は日本鉄板焼協会の理事も務めており、認定師範でもある。

現状・相談のきっかけ

代表者は2023年3月に関内の繁華街に「鉄板焼き なか田」を開業しました。高級鉄板焼店の料理長を歴任し、日本鉄板焼協会の神奈川では唯一の理事であり、認定師範も務めています。63歳を迎え、人生最後の挑戦と定め満を持して開業したものの集客に苦戦し、オープンから1年を経過したが思うように売上を計上できないということで、お店の宣伝・集客に関してアドバイスをもらえないかと相談に至りました。

課題内容

お店の内装も高級感があり雰囲気もばっちり。しかし全く情報発信がなされておらず、代表者の想い、お店の魅力を発信できる内容にはなっていない状況でした。いいものを提供できればお客は来る時代ではないことを認識してもらい、このお店に来たくなるような意味づけが必要と考えました。

支援内容

関内で唯一無二の「高級鉄板焼き体験」を言語化する

今の時代、飲食店は「雰囲気がいい」「美味しい」という価値だけでは勝負できないことから、飲食店に来店する特別な動機付けが必要でした。そこで提案したのが「摂氏 36.5 度の融点」という体験です。200度の鉄板で焼かれた“代表こだわりの神戸牛の融点”は他の牛肉よりも低く、口の中の温度ですぐさま脂が溶け出すためにくどさを感じず、口の中に甘みと旨味の余韻だけを残すといいます。このこだわりのくちどけ体験を「摂氏 36.5 度の融点」と言語化しました。

さらに、HPやInstagramで「摂氏 36.5 度の融点」や食材のこだわりや代表者の想いを掲載しました。一緒に創業した愛弟子の田中氏の協力を得て掲載頻度のアップを図り、地元新聞にも記事にしてもらいました。

ポイント

代表者はこれまで有名ホテルやレストランに勤務している頃は販促や情報発信に携わってきませんでした。鉄板焼職人として一途に美味しいものを提供することにこだわってきたことから、販促や情報発信に苦手意識を持たずに、世の中や顧客とのコミュニケーション、それを楽しんでもらえるよう支援しました。

また、とにかくお店の考えやこだわり、想いを言語化して発信し続ければ必ず相思相愛の顧客と出会える、絶対値下げはやらないようにしましょうと言葉をかけ続けました。

成果・今後の展望

お店のこだわりの言語化により、情報発信の方向性が明確になったことで、SNS、グルメサイト、検索エンジンなどにも好影響を与え口コミ数が格段に増えました。売上も対前年200%UPの月もあり、2024年3月~7月と2025年3月~7月の売上を比較すると165%UPという結果を残すことが出来ました。開業から2年半の苦境を乗り越え、次のステージに向かう準備が整ったといえます。

相談者の声

浦川コーディネーターには、我々が真っ暗闇の中を歩いているときに「方向はあっちですよ」と道筋を示してもらったことが一番ありがたかったです。はっきり言って相談に来たときは何をしていいか分かりませんでした。まさに思考停止状態でした。

でも、神戸牛のこだわりを浦川さんに伝えた時に、「すごいですよ!中田さん!」「絶対知ってもらったらお客さん来ますよ!」と言ってもらえたことが嬉しかったです。とても感謝しています。

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